PythonではさまざまなWEBアプリケーションを作ったり、インターネットからデータを集めたりできます。
そンなことをするのにパイソンで使われるのが、メソッドと関数の2つです。使えるメソッドと関数の種類を増やすことが、さまざまなプログラムを作れることにつながります。
ここではメソッドと関数の使い方や違いについて説明しながら、引数(ひきすう)や戻り値(もどりち)といったプログラミングの基本について解説します。
関数とメソッドの使い方・違いを説明
Pythonの関数とは
関数の後には必ずかっこをかき、そのかっこの中に文字列や数値を書きます。
print("こんにちは")
input("今日は何の日?")
このかっこの中に書いた文字を引数(ひきすう)と呼びます。
引数(ひきすう)とは?
引数(ひきすう)は関数を使う際の「材料」です。この中の数字や文字を使って、関数というマシンが動きます。引数をかっこの中に入れて関数を使うことを「呼び出す」といいます。
引数の例
print("ようこそ")
↑このかっこ内の"ようこそ"が引数です。関数の中には引数を何個も指定できるものがあり、その場合は下記のように , (カンマ)で区切って書きます。
print("ドーナツ",10,"個")
キーワード引数とは
ほとんどの引数には名前がついています。引数名 = 値 という書き方をする引数を「キーワード引数」と呼びます。
sep = ":" (意味→引数sepに文字列:を指定します)
例:print("ドーナツ","10個","380円",sep=":")
上記を実行すると→ ドーナツ:10個:380円
戻り値(もどりち)とは?
input関数のように、文字列や数値などが返ってくる関数もあります。関数が返してくるこの数字や文字を「戻り値(もどりち)」といいます。戻り値は変数の中に入れたりして使うことが多いです。
戻り値の例
変数 = input("数字を入力してください")
↑プログラムを実行した際に、人が入力した値が戻り値として変数に入ります。
Pythonのメソッドとは?
関数と同じく、パソコンにさまざまな仕事をさせる命令の一つが「メソッド」です。引数(ひきすう)を利用して仕事をするのは一緒ですが、命令の書き方が違います。
メソッドの書き方の例
メソッドは、ピリオドを使って、下記のように書きます
値 + .(ピリオド)+ メソッド名()
例:"SMILES".replace("E","O")
(意味)SMILESという文字のEをOに変更してください
関数・メソッドをたくさん使えるのが、Pythonをマスターする第一歩。
Pythonを自由自在に操って、データの収集やアプリ開発をする際に、関数やメソッドをたくさん知っていることはすごく大事です。
特に関数は自分でも作れるので、何度でも呼び出すプログラムをまとめておくのに便利で使い方を覚えておいて損はありません。
関数やメソッドの覚え方とは?
関数やメソッドを覚える際に大事なのは、実際に関数やメソッドを使ってみること、です。
知識として脳に関数やメソッドの使い方を定着させるには、手を動かして実際にプログラムをつくり、実行するなどアウトプットを大事にすればより学習効率が高まります。
もしそもそもの関数やメソッドについての情報がないのであれば、
- 書籍で学ぶ
- スクールで学ぶ
- ネット動画で学ぶ
などの方法が考えられますが、それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分に一番合った方法を選んで学習するのをおすすめします。
もし費用はかかっても、より短期間でスキルアップしたいならば絶対にスクールでの学習をおすすめします。
プログラミングスクールでは体系立てたカリキュラムでプログラミングを学べるのと、講師から直接学んでいくため、独学に比べ挫折しにくいのが特徴です。