プログラミングと一言でいっても、言語もたくさんあるし、初心者には意味が広すぎて理解できません。
人気のプログラミング言語- HTML
- CSS
- Javascript
- Python
- ・・・など
でも、世の中はどんどん進歩する一方。どんな職業につくにせよ、プログラミングスキルは身に付けておいて、損はないスキルです。
なぜなら信号機や電車、ネットから通販まで世の中のあらゆるところでプログラムは動いており、その仕組みを理解できれば、自身の可能性が一気に広がるからです。
ここでは、プログラミングスキルの必要性や、経営者目線で逆算したさいに「必要とされるプログラミングスキル」について記載しました。将来的に自分や子どものプログラミングスキルを伸ばしたいと思う方には、参考になるはずです。
なぜプログラミングスキルが必要なのか?
理由:コンピュータなしでは成り立たないから。
プログラミングスキルはこれからの時代、ますます重要性を増していくことはあってもそれが減少していくようなことはまず考えられません。理由は至極簡単です。意識しているとしていないとに関わらず、私たちの生活はもはやコンピュータなしでは成り立ちません。仕事やプライベートでパソコンやインターネットを全く使っていない人は少数派でしょうし、スマホやタブレットも高性能の小型コンピュータに他なりません。
ネット通販ができることも、商品の配送状況を簡単に把握できることも、すべてコンピュータシステムのおかげです。交通機関でも、飛行機や電車が確実にダイヤに従って安全に運行することができるのはコンピュータの助けなしには不可能ですし、いまや自動車でさえ動く機械というより、「動く電子機器」と言った呼び名が近い存在になっています。
金融機関でもシステムはうごいている
銀行や証券会社などの金融機関にとっても、コンピュータシステムは生命線と言うべき存在で、システムがダウンでもしようものなら多大な被害を生じることになります。お金に関することは生命に直結することの次に社会的な重要性が高いので、万が一そのようなことが起こらないように二重三重のチェック体制、バックアップ体制が取られています。
このように、例を挙げるだけでも枚挙にいとまがないくらい、次々に活用シーンが浮かんできます。もちろんこれ以外にもいくらでもあるでしょう。第一次産業、農林水産業ならコンピュータとは大して関係ないかというと、それもおそらく甘い考えと言われることでしょう。
農業でもシステムは活用されている!
Agtec(農業ICT)という言葉があるほど、農業分野でもコンピューターシステムをつかった栽培が注目されています。たとえば、野菜の生育状況やハウス内の状況を把握するのにセンサーやカメラの情報を多変量解析をします。システムを開発し導入すれば、より多くの野菜を収穫したり、正確な収穫予測をして売り上げを伸ばせます。今や農業や漁業でも、コンピューターシステムが活用されています。
コンピューターに欠かせないのがプログラム!
コンピューターはいろいろなところで活用されますが、コンピュータはプログラムが無ければただの箱です。どんなに超高性能のコンピュータでも、人間があらかじめ指示を与えたとおりに動くだけであり「あらかじめ与える指示」というのがプログラムです。つまり、今や人間の生活に欠かせないコンピュータですが、そのコンピュータにとって欠かせないものが「プログラム」です。これでなぜプログラミングスキルというものが重要性が高いのか分かって頂けるでしょう。
それだけ我々にとって必要不可欠なものだからです。もしかすると、将来的には、コンピュータ自身がプログラムを作ることさえ不可能ではないかもしれません。多くのコンピュータ技術者がそういうコンピュータ、プログラムを自分で作ることができるようなプログラムの開発を目指して日夜努力を続けています。これが成功すれば人の手によるプログラミングスキルの重要性は一段落することになるかもしれません。
将来、人間がプログラミングを覚える必要がなくなる?
しかしコンピューター自身がプログラムを作れるようにするのは、かなり難しく、仮に一部実現しても、いきなり人の出番が完全になくなるわけではありません。多少はできたとしてもチェックやメンテナンスは必要ですし、結局のところ人間がコンピュータに何をやらせたいのかというのは、人間にしか最終判断ができないとも言えるからです。
このように、業種問わず今後プログラマーの必要性というのはますます高まっていくだろうと考えられます。プログラムは全て論理的に作られており、曖昧な処理はありません。その意味で、プログラミングでは論理的な物の考え方が基本になります。
経営者目線から逆算!必要なプログラミングスキルとは?
もし将来的にプログラミングスキルを習得するなら、どのくらいのスキルを習得すればいいのでしょうか。経営者は会社を仕切る舵取り役。そんな経営者の目線から、どんな人材が求められているのか考えます。
経営者は従業員にどのくらいのプログラミングスキルを求めるの?
経営者が一般的な技術者にどの程度のプログラミングスキルを求めるかというのはなかなか難しい問題です。確かに、今はどんな業種であってもコンピューターと無縁ではいられないでしょうし、コンピューターが業務に深く関係している以上、従業員のプログラミングスキルの問題は経営上も楽観できない話です。
全ては経営者の考え方次第、と理解しよう。
ですが、特にコンピューター関係の仕事を本来業務としているようなシステム開発開発でもない限り、自社内でどれくらいのスキルを持った技術者を必要とするかというのは全く別の話になってきます。つまり、確かに業務上必要なスキルではあるけれども、何も必要な全ての人を自社で抱えなくても、必要な場合には外部に委託すればよいと考える経営者も多いからです。
とくに今の時代は、どんな業種であっても、自社のコアな業務にリソースを集中させたいと考える会社が増えています。自社の業務に深く関連しており業務上不可欠ではあるけれども、自社のビジョンやミッション、経営理念などに照らして中心となる分野でない仕事については、業務委託など外部の専門会社の力を借りることでより効率的な経営ができると考えている会社も多いのです。
どんな業界に進むのか決めるのが、大事。
ですから、自分がコンピュータープログラマーとしてやっていこうと考えるのであれば、まずはどんな業種において仕事をしていくのかを考える必要があります。業種によって、あるいは同じ業種であってもトップの考え方や業種によって、必要とされるプログラミングスキルが違うからです。
どんな会社であってもやることは同じで、待遇も同じような規模の会社であればどこでも似たようなものだろうと考えると、入社したのはいいものの、まったく自分のスキルが通用しなかった、なんてことにもなりかねません。
業種別に必要とされるプログラミングスキルの例
WEB業界
ホームページ作成やWEBアプリケーション、アプリ作成、などが大きな仕事になってきます。ここでは、htmlやcssなどの言語はもちろん、javascriptなども使得る必要があるでしょう。
一般企業のWEB担当者
システムやWEB開発などを、主な業務としない小売店や、建築系などの事務職として入社した場合にも、自社のHP管理を任されることがあります。この場合にもhtmlやcssの基本は分かることが、より重宝される人材への第一歩です。
組み込み系システムエンジニア業界
デジタル家電や電子機器に組み込まれるプログラムをつくるのが、組み込み系のシステムエンジニアです。この業界では、C言語やC++、Microsoft Visual Basicなどのプログラミング言語のスキルが必要です。
プログラミングスキルがあると待遇が変わる?
もちろん、コンピューターシステムの開発をメインの仕事としているような会社であれば、それが重要なコアとなる仕事であることは間違いありませんから、仕事ができる人にはそれなりに高い待遇が得られることは間違いないでしょう。また、そういう会社にいれば他の業種のことを全く知ることができず、井の中の蛙になってしまうのではないかと心配する人もいるかもしれませんが、これは必ずしも当てはまりません。
ちょっと考えてみれば分かることですが、コンピューターシステムはあくまでもそれを使う会社や人のために作成されるものです。つまり、あらゆる業種に関係しているということもできるわけで、井の中の蛙になる心配はまずありません。
コミュニケーション能力も必須
また、これに関係しているとも言えるのですが、コンピュータプログラマーはプログラミングだけできればそれで良いかというと決してそんなことはありません。というか、求められるプログラムを生み出すためには、コンピューター相手の仕事だけしていれば良いわけではないということです。コンピュータープログラムはあくまでもそれを利用する会社、人あってのものなのですから、相手のニーズをしっかりとくみ取るだけのコミュニケーションスキルがなくては話になりません。対人関係構築力があって初めて相手のニーズを満たすプログラムを組むことができるのです。
今のプログラムはもはや一人で全てを一から構築できるような規模のものではないことは確かです。少なくとも、商業的に必要とされるようなものはそうです。それを構築する仕事は「プロジェクト」と呼ばれます。となると、複数名のチームでチームワーク良く仕事をするスキルもなければなりません。
つまりプログラミングスキルを実務で生かしていくためには、コミュニケーションスキルが必要なのです。プログラミングとコミュニケーション能力を高いレベルで兼ね備えている人こそが、これからの時代に求められる人材といえます。当然、子供時代からそのような教育も必要になってくるに違いないのです。
まとめ
これからの時代、プログラミングスキルはあらゆる業種で必要とされていきます。しかし、業種や業界によって必要とされるプログラミングスキルはちがい、またスキル自体もコミにケーション能力があった上でこそ活きてきます。ぜひ小学生からプログラミングと、コミュニケーション能力を伸ばす経験をさせて頂きたいと思います。