2020年度に小学校でも必修化が決まった「プログラミング」。話題なのは分かるけど
プログラミングってそもそも何?
子どもに聞かれても答えられない
なぜプログラミングができたほうがいいの?
そんな疑問やお悩み、ありませんか?
プログラミング学習は、コンピューターをよく知ることにつながります。学習の過程で将来役立つスキルを身に付けながら、問題解決力を磨ける今話題の習い事です。
プログラミングってどんなもの?
プログラムとは命令をまとめた「指示書」のこと。
コンピューターは、なんでも言った通りにやってくれますが、「だいたいこんな感じで」とあいまいな命令では動けません。
細かく、順をおって命令しないといけません。この「命令」のことを「プログラム」。プログラムをつくることを「プログラミング」といいます。
プログラムが実行される過程
よくパソコンを家電量販店に買いに行くと、「CPU」「メモリ」「HDD」などの言葉をみかけませんか?この3つの部品は、プログラムの実行にふかーく関わっています。
コンピューターの中にある「CPU」という部品がプログラムに従って、計算や演算をして指示をだします。プログラム自体はCPUに保存されているのではなく、「メモリ」という別の部品に記憶(一時的に)され、そこから受け取ります。ただし、電源を切るとメモリのプログラムは消えてしまうため、ずっと使いたいプログラムは内蔵ストレージ(HDDなど)に保存します。
プログラムはどうやって作るの?
プログラムは「プログラミング言語」を使ってつくります。
プログラミング言語とは?
コンピューターは0と1の2進数で表現された命令しか処理できないので、人間が2進数でプログラムをつくろうとすると、ものすごく大変です。そこで人間の言葉に似ている「プログラミング言語」という言葉が作られました。
人間は「プログラミング言語」をつかってプログラムを作れるようになったため、
どんなプログラミング言語があるの?
下記に代表的なプログラミング言語を3つほど掲載しました。
Python(パイソン)
シンプルな構文で人気の言語です。商用アプリケーションや、WEB、AIなど、応用範囲が広く多岐にわたります。とくに機械学習関連のプログラムが多く用意されているため、最近特に注目されています。
Javascript(ジャバスクリプト)
もともとはホームページで動きをつけるなど「動的」なしくみを実現するものでした。現在は、Edge、Firefox、Chromeなど有名なブラウザで動くメジャーなプログラミング言語です。
国産言語!Ruby(ルビー)
ルビーは「まつもとゆきひろ」さんが開発した国産のプログラミング言語です。WEB開発でよく使われており、世界的にも有名な言語です。日本語の資料が多いので、日本人が習得するにはいい環境が整っています。
こういった言語を作るものに合わせて選びながら、プログラムはつくられます。
プログラムには3つの種類がある。
プログラムは、おおきく下記の3種類に分けられます。
- 順次処理(じゅんじしょり)
- 分岐処理(ぶんきしょり)
- 繰り返し処理
それぞれの種類について詳しく説明します。
順次処理とは?
順次処理は一番基本的なルールで「プログラムは上から順番に実行する」というものです。
ポイント
順次とは、順番のことです。
順次処理の例:
let a = 10
let b = 90
let c = a + b
分岐処理とは?
データを入力すると、コンピューターは「はい」か「いいえ」で答えてくれます。
この「はい」か「いいえ」の判断をするときに使われるのが「分岐処理」です。
繰り返し処理とは?
パソコンは手間なく、何度でも繰り返し作業ができます。人間なら100回、1000回など同じことを繰り返した場合、ミスがでることがありますが、コンピューターは間違えずに繰り返します。
繰り返し処理は「for」の命令を使っておこないます。
forを使って1から5まで数字を表示するプログラムの例:
for count in 1...5{
print(count)
}
女の子にもプログラミングをやらせるべき?
男女問わず、学んでいくべきだと思います。
19世紀のヴィクトリア朝時代のイギリス貴族、エイダラブレスは「歴史上はじめてのプログラマーのひとり」だと言われています。(諸説あります)
「プログラム」「プログラミング」と聞くと、「一部の人だけのもの」と思われるかもしれませんが、もうそうではありません。時代は変化しています。
プログラミングを学習させること=プログラマーにならせようとする、は勘違いです。今や自動ドア一つ、洗濯機一つとってもプログラムで動いています。社会のあらゆるところで、プログラムは動いており、これを理解すること自体が、世の中の仕組みを理解することにつながり、広い見聞を身に付けることにつながります。また、プログラミングを学習する過程で「論理的な思考力」が身につくため、将来の可能性が広がります。
実際、最近プログラミング教室への問い合わせが多く、受講希望者も男の子、女の子、問わず多数の方にご来店頂きます。特に私立小学校に通わせるなど、教育に熱心なご両親様からのお問い合わせが増えています。
男性、女性問わず、プログラミングの知識・スキルを身に付ければ、きっと将来的に役にたつはず。
今の時代に「プログラミング」は必要なスキル。
最近は、すばやく結果を出すことが仕事では求められます。つまり「ただしいやり方」を素早く見つける必要があるのです。プログラミング学習は、「トライ&エラー」を繰り返す過程で、現代に必要なさまざまな能力をのばせます。
プログラミングを学ぶメリット
プログラミングを小さいうちから学ぶメリットは3つあります。
- 論理的な思考力が身につく
- 創造力を伸ばせる
- 数学や英語にも強くなれる
1:論理的な思考力が身につく
プログラミングを学習する過程で、論理的にものを考える力を伸ばせます。プログラミングはその過程で「トライ&エラー」を繰り返します。
2:創造力を伸ばせる
自分でプログラムを作る過程で、創造力を伸ばせます。プログラミングはできるけど、何をつくったらいいか分からない!では本末転倒です。プログラミングを学習する過程で「どんなサービス、プログラムがあったら、もっと人の役に立てるか?」を考えながら学習することで、
自ら進んで生み出していく姿勢を手に入れましょう。
3:数学や英語にも強くなれる
学ぶ過程で、x軸、Y軸を理解する、英語でタイピングするなどはかならず行います。学習塾と決定的に違うのは、本人たちが楽しく学習できる点です。「ゲーム」など夢中になれるものをつくりながら学ぶため、無理やりやらせなくとも、進んで学習するようになります。
どうやってプログラミングを学ばせたらいいの?
1:書籍やWEBをつかって自分で教える
プログラミングは注目されているのもあって、たくさんの書籍がでています。小学生に教えるならば「スクラッチ」を教える書籍の購入をおすすめします。費用も本代だけなので、安く済むのがメリットですが、親が自分で教えないといけないため、「継続できない」「興味をもってもらえない」などの結果に終わってしまう場合もあります。
2:自治体主催のプログラミング体験に参加させる
自治体がプログラミングの体験教室を実施する場合がございます。たとえば岐阜県笠松町では、高校生がアプリ制作にチャレンジする企画がおこなわれています。
お住いの自治体でも募集があるかもしれませんので、一度調べてみてはいかがでしょうか。
3:教室・スクールに通わせる
プログラミング教室といっても、様々な教室がございます。たとえば、
こんなコースがあります
- ロボットプログラミング
- ゲームプログラミング
- アプリ制作
- WEB制作
など、教室によって授業内容はバラバラです。おすすめは、子どもの興味・関心にあったコースを選ぶことです。
教室に通うメリットは、一人ひとり丁寧に教えてもらえ、継続的に能力を伸ばせることです。もしかしたら、プログラミング教室に通うことが、プログラミングを理解する一番の近道かもしれません。学ぶ方法や、カリキュラムなどを調べて利用しましょう。
まずは無料体験をおすすめします。
プログラミングを覚えるのに、まったくやったことがない!という方でも「個別指導」で教えてくれる教室なら、安心して学習できます。